Madame Gandhi(マダメ(キラン)・ガンディー)を紹介します。
日本でも、最近は男女差別などが問題となり、大きく変わって行こうとしていますが、
アメリカでは、女性権について最近はとても話題になっています。
そこで、今回は、女性権について歌で訴えるアーティスト、マダメ・ガンディを紹介します。
Madame Gandhi(マダメ・ガンディー)は、インド出身の家族に生まれた、アーティストです。
本名はKiran Gandhi(キラン・ガンディー)ですが、
ステージネームをマダメ・ガンディーと名乗っています。
カラフルなファッションに黄色い髪色で目立つ彼女は、アメリカではまだ新しいアーティストです。
世間ではインディーズになりますが、実は日本でも人気の歌手、ケラーニとも仲が良く、
たまにケラーニのドラマーとしてもステージに登場します。
人物
幼い頃は、インドとニューヨークの両方で育ち、インドとアメリカの両方の国の問題を目の前で見て育って来ました。
彼女は今、アメリカを拠点に活動し、イベントなどで、ステージに立ち、歌を披露しながらスピーチなどもします。
インドと言えば、幼い少女を無理矢理結婚させる文化があり、女性にはほとんど権力の無い発展途上国です。
その様な現実を目の前にして育った彼女は、それが許せず、また現在のアメリカの差別問題も合わせて歌詞を書き始めました。
音楽
マダメは、ドラマーであり、彼女の才能から、ラッパー歌手のM.I.Aにオファーを受け、
M.I.Aのドラマーとしてレコーディングやパフォーマンスに参加しました。
彼女のドラムはとても技術が高く評価されていて、観ていてもすっきりするパフォーマンスをします。
マダメはプロデューサーでもあるので、自分で歌詞を書き、
ドラムを叩きながらリズムを作り上げ、そこからエレクトロニックミュージックに編集して、曲を作ります。
一番パワフルな曲は『The Future Is Female/未来は女性』と言う未来は女性の力で動かして行くと言う、
男女平等になり、更にこれから女性にも沢山の権力と活動するチャンスを与え、
女性が強くなる素晴らしい未来を作っていこうと言う女性の声をメッセージとして歌詞にしています。
また、『Top Knot Turn Up』と言う曲も、女性について語っていて、
女性権をサポートする人達にとっては、とても人気の歌詞です。
マダメの曲は、iTuneやYoutubeで聴く事ができます。
活動
主な活動は、曲を作りながら世界中に、女性差別などの現実を伝え、未来の女性のためのサポートをして行きます。
大学のキャンパスという小さなステージから、アメリカの大きなイベントでのステージまで様々な場所でパフォーマンスをし、
私達が現実から逃げようとしない様に訴え続けています。
また、イベントやツアー毎に、グッズを販売し、インドでの幼い少女の結婚や、女
性への性的暴行を無くすためのサポートをしています。
例えば、グッズの中のTシャツの一つには、
『I Was Harrased Here/私はここで性的暴行をされました』と書かれています。
そのTシャツを着て歩いていて、ふと立ち止まった時に、
思いもよらない場所でも性的暴行は今日も起きている、と現実を見る事ができるTシャツです。
そのくらいインドではどこにいても性的暴行をされる可能性があるそうで、
そのTシャツを着て、世間に現実を一緒に広げていこうという企画です。
私もそのTシャツを目の前で見て、話を聞いた時はとてもびっくりしました。
また、パフォーマンス中にも、彼女の活動しているシンボルなどのステッカーをステージ上からファンに配るので、
彼女のパフォーマンス中には、最前列に行くと、この様なサービスももらえます。
ツアー
2017年にはマダメは、故郷インドを含めたツアーをし、ヨーロッパなどでも、パフォーマンスをしながら、女性の問題について色々な場所でスピーチをしています。
またツアーだけでなく、色々なイベントにも参加し、そこでもパフォーマンスとスピーチを行います。
2018年には、カリフォルニア州で行われた、
LGBTQ(性少数者)のイベントClub Skirt Dina Shore Weekend(クラブ・スカート・ダイナ・ショー・ウィーケンド)と言うイベントにはゲストパフォーマーとして来て、
歌と、スピーチを披露しました。
私はそのイベントに参加して、彼女の存在を知りましたが、
アメリカでの性差別の現実を知り、また、これから私達がどの様に男女差別を無くすか、を考えさせられました。
マダメとは、その後、パーティーの時に話す機会がありましたが、とても良い人で、
これからも彼女の事を応援していこうと思えました。
プライベート
マダメはとにかくカラフルな物が好きで、髪色は黄色、ファッションもカラフル、
アクセサリーやタトゥーステッカーなどを腕に貼り、常にキラキラしています。
私がマダメと出会ったカリフォルニアでのイベントでは、
パフォーマンスを終えた後は、皆と一緒にダンスをしていました。
そのくらい、とても明るい性格です。
彼女のSNSはインスタグラムとツイッターが両方@madamegandhiで、
YouTubeもMadame Gandhiでアカウントを見つける事ができます。
インスタグラムでは、彼女の日常生活だけでなく、ドラムを演奏している動画も沢山あるので、彼女の色々な事を知ることができます。
日本へ来日は?
マダメの来日はまだありませんが、これから日本でも女性権について沢山動きがあれば、
マダメの来日とスピーチはとても大きな影響を与えてくれると思います。
私個人では、たまにインスタグラムでメッセージをやりとりする機会があるので、
近いうちに是非来日して欲しいと頼んでみる予定です。